風邪気味の中、無理してこの時期に東京へ来たのは、歌舞伎のチケットを取っているためでした。
★22日 歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」 夜の部 3階1列目
来年の4月まで16ヶ月間も続く「歌舞伎座さよなら公演」の幕開けは、さすが~東京という豪華な顔ぶれ。
玉三郎、勘三郎、吉右衛門、菊五郎・菊之助親子、幸四郎・染五郎親子、富十郎、時蔵・・・。
夜の部は、何てったって勘三郎さんが大活躍。「春興鏡獅子」では、娘役から獅子の毛振りまで1時間もの間踊り続けてくれました。
三島由紀夫作「鰯賣戀曳網」では玉三郎の遊女相手にコミカルな役どころ、たっぷり楽しませてもらいました。勘三郎さんは人気の上にあぐらをかかず硬軟こなせる巧い役者やなぁ。
広~い歌舞伎座の舞台の緞帳は豪華です。
★23日 新橋演舞場「初春花形歌舞伎」 昼の部 1階1列目花道横
海老蔵、猿之助一門、獅童他。
歌舞伎座と比べると、少々重厚さに欠けたかな?少し眠いところも(+_+)
若手の華やかさを期待したのだけど、海老蔵が今回は綺麗な役でなくて残念!
いつも数をこなすことが最優先で、あまり良い席は取らないのだけど、めずらしく1階1列目の花道横のかぶりつき席でした。
私の目のすぐ横の花道を海老様の足が何度も通り過ぎたよ⇒
市川家代々受け継がれてきた「にらみ」を観ると、その年は風邪をひかないと言われてるそうだけど、もう風邪をひいてるもんなぁ・・・。全然治らんかった(ーー;)
★27日 歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」 昼の部 3階1列目
前日に手に入れたチケットで千穐楽を観る。
◇「祝初春式三番叟」大好きな菊之助さん、やっぱ見とれてしまいました~。
でも昼も夜もちょっとしか出なくて残念!
◇幸四郎と染五郎親子の「俊寛」は私的にはどうもなぁ・・でした。
やっぱり仁左衛門の俊寛がピカイチです。
◇「十六夜清心」は、菊五郎、時蔵、吉右衛門と芸達者ぞろいで、あまり期待していなかったのだけど歌舞伎の面白さを堪能させてもらったよ。
◇玉三郎の「鷺娘」は何度観ても素晴らしいの一言。
客席全体が息を止めて観ているという感。白無垢だけでなく、華やかな色の振袖への引き抜きも何度となくあり、ほんまに豪華です。
シネマ歌舞伎「鷺娘」 you tube予告編